S-Collection株式会社 システムについて

S-Collection株式会社のシステムサポート事業

芥川賞や直木賞の100年後の受賞者は人間か?

AIの文章力は日々向上している!

芥川賞直木賞受賞作品は読んだことがあるでしょうか。
お笑い芸人のピース・又吉さんが芥川賞を受賞して大きな話題になったことも記憶に新しいです。
どちらも権威ある賞で、候補に挙がることだけでも名誉です。

最近、100年後受賞するのは人間ではないという予想が出てきています。「AIが文学作品を作れるようになってきた」のです。
現在、AIはむずかしい問題を解決させるということに関して、かなりの実績を作っています。たとえば、将棋や囲碁においてプロにAIが勝つという実績もあります。
しかしながら、AIが「新しく創造する」という分野においてはまだ未開拓の状態でした。近年、「新しく創造する」ことへの取り組みが活発に行われるようになっています。そのひとつが、文章を作成することです。
今回は、AIがどのように文章を創作しているかについて紹介していきます。

AIの文章創作の取り組み

人工知能による自動ライティングツールはすでに存在しています。自動ライティングツールとは、AIによりキーワードから文章生成できるツールです。ひとことでいうと、AI記者です。
対応言語は現在英語のみで、1回の利用料金は1ドルです。現地点では、完全な文章を書くまでにはいたっていませんが、使用者によるフィードバックを受け、日々進化を続けています。

AIが文学作品を書くことに対する課題

AIが文学作品をつくる過程としては、さまざまな単語やキーワードをいくつか組み合わせてストーリー編成を行っていきます。そのため、完全な文法は書けないことや、長い文章になるほど違和感が発生するといった課題はあります。
しかし、完全ではないものの、日経「星真一賞」にはAIによる創作だと確認された作品がなんと11点もあったそうです。

近い将来、AIが人を感動させる作品を大量に生みだすという時代が来るかもしれません。
100年後の未来には、AIが芥川賞直木賞を受賞するようになるのではないでしょうか。

「あなたにオススメ」One to Oneマーケティングとは?

ニーズに合わせてオススメをかえる!One to Oneマーケティング

ネットサーフィンをしていて「あなたにオススメ」と興味のある記事や商品が推奨されることがあります。これはひとりひとりのニーズに合わせておこなうマーケティングであるOne to Oneマーケティングのひとつです。
今回はOne to Oneマーケティングについて紹介します。

なぜ今One to Oneマーケティングなのか?

高度経済成長期を経て、高速道路や鉄道網が成熟し、遠方からの商品の輸送が迅速になりました。また、インターネットの普及にともない、世界中の情報を仕入れ、ネット通販でモノを購入できる時代になりました。つまり「好きなときに好きな場所に好きなモノが届く」時代が到来したといえます。
従来のようにTVや新聞でコマーシャルされているモノがはやる時代ではありません。つまり、企業としては顧客ニーズが多様化し、従来どおりのマーケティングではビジネスがうまくいかない時代に突入しました。そのため、顧客ひとりひとりのニーズに応えるOne to Oneマーケティングが注目されるようになったのです。

One to One マーケティングを実践する4つの手段!

最近主流となっている4つのOne to Oneマーケティングの実践方法を紹介します。

1.LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)

Webサイトのトップページを工夫して、購買率を高める手法です。季節やイベントに合わせて、表示する画像やメッセージ、商品のラインナップを工夫する取り組みです。古典的なやり方ですがとても有効な手段です。
ECサイトや量販店でも、寒い時期に防寒具が、暑い時期には扇風機がセールになっていたりします。

2.リターゲティング広告

直近で訪問したサイトの広告を表示するという手法です。とくに詳細情報まで見ているサイトを優先して広告します。これも古いやり方ですが効果的な手法です。
興味があって訪れたサイトであれば、より訴求力が強くなります。

3.マーケティングオートメーション

通販サイトで買い物カゴに入れたが購入しなかった場合、数日後にメールで通知し、それでも購入がない場合は、さらに数日後リターゲティング広告をかけるといった流れを自動化します。
悩んでいて決断を後ろ伸ばしにしているときの後押しが欲しい場合や、単に購入を忘れていた場合に効果的です。

4.レコメンデーション

顧客のWebの閲覧履歴やサーバー上のアクセスログを分析して「あなたにオススメ」を提案します。レコメンデーションは大きく4つの技術で実現されています。

ルールベース

事前に決まったルールにしたがってレコメンドします。
「商品Aを買った人には付属の商品Bを提案する」「関東地区の人には関東限定のクーポンを配信する」といったルールが事前に定義されています。

コンテンツベース

記事や商品などのアイテム同士の類似性に基いてレコメンドします。
「椅子Aと椅子Bは似ている、椅子Aを見た人には椅子Bを提案する」といった分析を行います。

協調フィルタリング

行動が類似しているユーザーに対して、類似ユーザーが好むアイテムをレコメンドします。
「Aさんは商品1と商品2を購入している、商品2を購入したBさんにも商品1を提案する」といった分析を行います。

ベイジアンネットワーク

複雑な因果関係を推定して、ユーザーの状況に合わせたアイテムをレコメンドします。
「10代の少年がサッカーボールを購入した後に、スポーツドリンクを提案する」、「60代のおじいさんがサッカーボールを購入した後に、プレゼント袋を提案する」といった分析を行います。

検索しなくても欲しい情報が手に入る時代に?

One to Oneマーケティングが注目されるようになった背景と、主流の4つの手法について紹介しました。近年ではモノとインターネットがつながるIoT(Internet of Things)やディープラーニングといった情報技術の発展が加速しています。検索しなくても欲しい情報が自動で通知される。そんな時代も遠くないかもしれません。

【開催】最先端のPR手法とは?ポストTV一強時代のPR戦略セミナー

 注目のメディア論!第一線で活躍するメディア人が集結

以前「今注目はPR戦略!メディアを駆使した最先端の情報発信とは?」にて紹介したPR戦略セミナーが、大反響により次回は6月13日に開催することが決定しました。
その概要について紹介します。

 

豪華な講師3名によるパネルディスカッション!

第4回目となる今回のセミナーも、パネルディスカッション形式でお送りします。講師は3名お招きし、角田陽一郎氏(TBSの人気バラエティ番組を手掛けた元TBSプロデューサー)、飯田祐基氏(株式会社テクサ代表取締役)、そして上岡正明氏(株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長)にお話いただきます。
特に、角田氏による「ヒットの仕掛け方」、上岡氏からの「8社を上場させてきた、小が大に勝つハイブリット型のPRマーケティング戦略」のお話も注目です。

セミナー後には、質疑応答と交流会の時間を設けています。インターネット上の情報と違って、第一線で活躍する講師の方と直接話ができる貴重な機会です。ぜひ今後のPR戦略強化にお役立てください。

 

【セミナー詳細】

ポストTV一強時代のPR戦略セミナー
マーケティングにTVは使えるのか?

▼日時
6月13日 (水) 14:30~17:30
受付開始:14:00

▼チケット料金:3000円

イベントの詳細、お申込みはこちらから

https://web-ticket.jp/event/Views/kE6KnkC9sfKydckJ4zRnFuF5X-0WT7mPGWBB5yRgMhc



Linuxとは?その特徴を解説!

知れば知るほど便利!Linuxができること

LinuxというOSをご存じでしょうか。
パソコンのOSといえば、WindowsMacをイメージする人が多いと思いますが、それらに次ぐシェアを獲得しているのがLinuxです。はじめて聞いたという方や、名前だけは知っているという方が多いかもしれません。そこで今回は、LinuxがどのようなOSなのか解説します。

無料で利用できるLinux

Linuxは、1991年にリーナス・トーバルズフィンランド出身のプログラマ)が開発したOSです。Linuxは無料で提供されており、だれでも自由に改変ができるオープンソースであることが特徴です。
OSはソフトウェアの一種でソースコードが存在します。無料で提供されていてソースコードが公開されているLinuxは初心者がさらに踏み込んでプログラムの開発を勉強したいというときの教材として最適です。
また、ほかのOSとくらべて低いスペックのコンピューターでも動くので、古いコンピューターを再利用する際にもつかわれます。

サーバーとしてつかえるLinux

Linuxの基本的な機能はほかのOSとほぼ同じですが、異なる点として、サーバーとして利用されることが多いという点があります。サーバーは1台のコンピューターで構成することも可能ですが、大規模なサービスを提供する場合は何台ものコンピューター同士を連携させる必要があります。
たとえば、10台のコンピューターを用意すると10台分のOSをつかう必要がありますが、Linuxは無料なのでサーバーにLinuxを使用すれば10台にそれぞれOSをつかう必要がなく、コストを削減できます。

Linuxはここが苦手

LinuxはWord、ExcelIllustratorPhotoshopなど人気のソフトウェアがつかえません。そのため、今までつかっていたソフトウェアにこだわりがある人には向いていないかもしれません。ソフトウェアにこだわりがない場合は、WordやExcelの代わりにLibreOfficeIllustratorPhotoshopの代わりにGIMPをつかうことで、Linux上でも同じ作業が可能となります。
また、無償で提供されているLinuxではメーカーのサポートがないため、トラブルが起こった場合は、自力で解決するか有償でサポートを依頼する必要があります。

Linuxは、主にサーバーとして人気のOSです。クラウドの流行にあわせてLinuxのシェアも増えています。サーバーとしての利用だけでなく、低スペックなマシンでも動作するため、家電や車にも利用されています。
ぜひこれを機会に、Linuxを実際に利用してみるのはいかがでしょうか。

いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??③

オンプレミスとクラウドサービスのつかいわけを大公開

前回「いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??② - S-Collection株式会社 システムについて」ではオンプレミスのメリットとデメリットを紹介しました。
今回は比較されることが多いオンプレミスとクラウドサービスのつかいわけについて紹介します。

変化の少ない大規模システムはオンプレミスを活用

勤怠管理や販売管理などの会社が存続継続する限り利用し続ける大規模なシステムは、最初からシステム要件も明確なため、長期的に見るとクラウドサービスよりもコストが抑えられます。また、システムへのアクセスが社内のネットワークに限定できるため、外部のネットワークに接続しているシステムにくらべて攻撃を受けるリスクが低くセキュリティ面が優れています。

変化が大きい小規模システムはクラウドサービスを

期間限定の小規模なシステムや利用者数やデータ量の変動が予測されるシステム、ハードウェアの追加などITリソースの変更が頻繁におこるシステムは、クラウドサービスを利用するとITリソースを柔軟かつ素早く構築できます。また、クラウドサービスは低コストで利用開始することができ、ITリソースの保守作業もクラウドサービスの提供元に任せることができます。

これまで3回に渡り、ITリソースを自社で保有して運用する「オンプレミス」について紹介しました。オンプレミスは紹介してきたとおり、大規模のシステムにおいて効果的に活用することができる仕組みです。オンプレミスとクラウドサービスのそれぞれで得意不得意とする領域があるため、運用するシステムの特徴によってつかいわけていくことがこれからの時代には求められます。

クラウドサービスについては「いまさら聞けない!「IaaS」「PaaS」「SaaS」ってなに?② - S-Collection株式会社 システムについて」でも紹介しているため、そちらもご覧ください。

いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??②

オンプレミスを上手くつかうためのメリットとデメリットを大公開!

前回の「いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??① - S-Collection株式会社 システムについて」ではオンプレミスという呼称が生まれるまでの流れを紹介しました。今回はオンプレミスを上手く利用するにあたってのメリット、デメリットについて紹介します。

オンプレミスのメリット

オンプレミスを利用するにあたってのメリットについて、ここでは比較されることが多いクラウドサービスとの比較を前提にして紹介します。
ではまず、オンプレミスのメリットは下記の3点です。

セキュリティに優れている

オンプレミスの最大のメリットはセキュリティの強固さです。社内のプライベートなネットワークからのみアクセスできるようにすることにより、サイバー攻撃による情報漏えいのリスクを抑えることができます。

自由にカスタマイズできる

CPUの種類や数、メモリの容量、ネットワークカードなどの構成が選択できるため、ITリソースの性能や機能を自由に調整できることもオンプレミスの魅力です。これにより、自社で必要な条件に合わせて、自由にITリソースを構築することができます。

社内システムとの親和性が高い

オンプレミスの構築は自社内でネットワークを構成する構築がほとんどです。そのため、社内システムとの親和性が高く、自社内のほかシステムとの連携や複数システムを統合しての利用が容易となります。

オンプレミスのデメリット

オンプレミスを利用するにあたってのデメリットも同様の前提で紹介します。
オンプレミスのデメリットは下記の3点となります。

初期費用が高い

オンプレミスはITリソース自体の費用に加えて、ITリソースを設置する施設の費用や、ITリソースを構築する技術者の人件費が必要となるため、初期コストが高くなります。そのため、あらかじめ運用する期間や利用する範囲を見据えて、長期的なコストとして算出する必要があります。

利用開始までの期間が長い

オンプレミスは利用開始までに、ハードウェアを調達、OSの設定、システムの構築などが必要となります。そのため、目的のITリソースを利用できるようにするまで数カ月かかることも多いです。

自社でトラブル対応する必要がある

ITリソースでトラブルが発生した場合、自社の技術者でトラブルに対応する必要があります。そのため、24時間利用できるサービスを提供する場合は、24時間ITリソースを運用できる体制を整えるなど、提供するサービスに合わせた体制作りが必要になります。

今回はオンプレミスのメリットとデメリットを紹介しました。
次回はよく比較されるオンプレミスとクラウドサービスのつかいわけについて紹介していきます。

いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??①

「オンプレミス」の歴史をたどる

ITに関わる仕事をしていると「クラウドサービス」と「オンプレミス」という言葉を聞く機会があるかと思います。しかし、「オンプレミス」とはなにを示しているのか疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は「オンプレミス」とはどのようなものなのか、これから3回に分けて紹介していきます。

オンプレミスとは?

「オンプレミス」とは、サーバーやネットワーク、ソフトウェアなどのITリソースを企業が自社で保有して運用することです。しかし、1990年代までは、自社でITリソースを保有して運用することを「オンプレミス」と呼称することはありませんでした。
では、オンプレミスという呼称はどのようにして生まれたのか、ITリソースの移り変わりから辿っていきます。

インターネットの普及により進化した運用形態

ITリソースがオフィスでつかわれるようになった当初は、企業や団体が必要なITリソースを自ら作成して保有する形式が一般的でした。
その後、2000年代初頭にかけて、インターネットの高速化と普及によりITシステムの運用形態が多様化して、ITリソースのメンテナンスを社外の施設や業者に委託する「ハウジング」や、データセンターのサーバーをレンタルする「ホスティング」が登場して普及しました。

そして、2010年代にはIaaS, PaaS, SaaSを代表とした「クラウドサービス」が登場したことにより、ユーザーが必要な分だけITリソースを利用する形式が普及しています。
この「クラウドサービス」と明確に区別するために、2010年代からITリソースを自ら保有する従来の運用形式のことを「オンプレミス」と呼称するようになりました。

今回は「オンプレミス」と呼称が生まれるに至った移り変わりについて紹介しました。次回は「オンプレミス」を利用することのメリットとデメリットについて紹介していきます。