S-Collection株式会社 システムについて

S-Collection株式会社のシステムサポート事業

2人の金持ち父さんが教える特別な講演会!「World Business Expo」レポート!

日本初!2人の金持ち父さんが共演!

2018年10月6日に幕張メッセにて「World Business Expo 2018〜 2人の金持ち父さんからの教え 〜」が開催されました。
このイベントは米国ビジネス界の権威で全米No.1ミリオネアメーカーとの呼び声もあるロバート・アレン氏や、著書『金持ち父さん』シリーズで世界的なベストセラーを生み出したロバート・キヨサキ氏らによる豪華な講演会です。両名による講演会は日本初で、1万人以上の方が来場しました。
世界的なマネーの権威が来場した講演会の模様を紹介します。

1.チームの大事さを熱く伝えてくれたロバート・アレン氏

ロバート・アレン氏は『Nothing Down』の著者で、この本は不動産投資関連の本として史上最も売れました。また、著書『Creating Wealth』はニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストの第1位に輝いています。
講演ではロバート・アレン氏の経験をたっぷりお話ししていただきました。メンターを探すことの重要性やチームを組むことの重要さを、自身が富士山に登頂した時のことをスライドを用いながらお話ししていました。
講演の途中、ロバート・アレン氏が直接教えるセミナーの案内がありました。講演の内容だけでなく、ロバート・アレン氏の日本でも億万長者を可能な限り輩出するというコミットメントが伝わってきました。

2.自ら考えて行動することの大事さを伝えてくれたロバート・キヨサキ

本講演のもうひとりの講師であるロバート・キヨサキ氏は著書の『金持ち父さん』シリーズで世界2,600万部のヒットを生み出した方です。著書『キャッシュフロークワドラント』の中で出てくる4つの働き方の話やお金の流れの話を生で聞ける貴重な時間となりました。
なかでも日本経済や日本の教育の問題点をお話ししている姿は印象的で、特に「日本人は勤勉で優秀だが、考えることをしない」、「やめてほしいのは、指示やアドバイスを受けるまで行動しないこと」とロバート・キヨサキ氏がお話ししていたのを、会場の全員が聞き入っていました。
講演中も参加者同士がお互いに意見を交換する時間を設けて、自分で考えることの重要性を伝えていました。

3.世の中に貢献するために日々学び続けます!

講演会は12時からはじまり19時40分までの約8時間、お金について学べる濃厚な時間となりました。両講師は「『天才でなければお金持ちにはなれない』『お金を稼ぐにはお金が必要』というのはウソだ」とお話していました。
「金持ちになることは難しい。こうでなければいけない」と考えるのではなく、「自分は金持ちになることができる」と物事の捉え方を変えると現実も変わっていくと強く感じました。

S-Collection株式会社もシステムの観点から、さらに世の中に貢献していくにはどうしたらいいか、どうしたらもっとよりよいサービスを提供できるかを考えて行動していきます。

SoR,SoE,SoIとは?システム開発のこれから!

SoR,SoE,SoIを理解して、今後のシステムに求められているものを知ろう!

近年のシステム開発は、仕様書を実現するだけでなく、ユーザーの視点をより意識し、ニーズを理解し、迅速かつ柔軟な対応が求められています。
そのなかでIT業界では、SoR、SoE、SoIという言葉を耳にすることが増えてきました。
今回は、これらの言葉の意味と、システム開発の今後について解説していきます。

初めてでもわかるSoR、SoE、SoI!

SoR、SoE、SoIとは、そのシステムがなにを目的として設計されたのかを表現した言葉です。

SoR(System of Records)

SoRは「記録のシステム」と訳されます。
機密情報や個人情報など重要情報を安全に管理し、それを適切に提供できる点が重視されるシステムのことです。
SoRは、経理会計、販売管理、人事管理などの基幹系システムによく用いられます。このようなシステムは、高い信頼性や安定性が求められます。
そのため、綿密に計画して、順序立てて開発を進めていくという設計方針をとります。

SoE(System of Engagement)

SoEは「つながりのシステム」と訳されます。
企業と顧客とのつながりを重視して設計されるシステムのことで、ITやWebサービス、IoTやクラウド、AI、ソーシャルメディアなどのようにシステムの仕様確定が難しかったり、変化が多くスピードを求められたりする分野で用いられます。
例えば過去の顧客の購入や閲覧の履歴データから関連するおすすめの商品を提案するなどが挙げられます。
まずサービスを開始させたうえで、必要に応じて機能を追加したり改善したりしていくという、設計方針をとります。

SoI(System of Insight)

SoIは「インサイト(顧客の欲求や行動心理)のためのシステム」と訳されます。
SoEとSoRを組み合わせ、顧客の欲求や行動を分析するために設計されるシステムのことです。
例えば通販サイトで顧客がカートに入れたり、購入した商品のデータをもとに、おすすめや関連する商品を表示する機能(レコメンド機能)があります。
このような機能をつくるためには、購入履歴などから顧客の行動を分析する必要があります。このように分析するためのシステムはSoIのひとつといえます。

今後のシステムに求められるものとは!

従来のシステムは、社内での業務を省力化、合理化するために設計されること(SoR)が主流で、求められる仕様も比較的明確でした。
しかし、SoRはコスト削減にはつながりますが、収益を上げていくことに直結していません。今後はSoEやSoIの導入によって、まだ見えていない顧客のニーズを見いだし、新たな価値を生み出していくことが求められています。

S-Collection株式会社では、さまざまなシステムの開発や構築・テスト・運用サポートなど多岐にわたってシステムサポート事業も展開しています。SoR,SoE,SoIから最適な設計方針を用いながら、ご要望に合わせた最適なシステム構築をすることで、企業様へ貢献し続けていきます。

※2020年10月13日、内容を更新いたしました。

GoogleのOSを搭載したパソコン!Chromebookとは!

Chromebookとはこういうもの!

みなさんは「Chromebook」をご存知でしょうか。アメリカの教育市場では高いシェアを持っており、2016年の調査によると約60%にものぼります。
今回は、そんなにも注目を受けている「Chromebook」の特徴や今後について、ご紹介します。

1.ChromebookはこれからのPCのかたち!

Chromebook」とは、Googleが提供している「Google Chrome OS」(OS:デバイスやアプリケーションを動作させるために必要な基本動作ソフトウェア)が搭載されたパソコンやタブレット端末のことです。基本的にはWebブラウザ上で利用する仕様となっており、データはクラウド上に保存します。そのため、パソコンのストレージ(ハードディスクなどの記憶領域)にデータを残しません。クラウド化が進んだ現代仕様のPCと言えます。
DELLヒューレットパッカードASUSSAMSUNGなどのメーカーが製造しています。メリットとデメリットを以下にまとめました。

メリット

・安価で購入できる
23,000円〜35,000円で購入可能な商品もあります。

・起動が早い
Windows搭載のノートパソコンでは通常20〜60秒程度かかりますが、Chromebookはおよそ10秒前後で起動できます。

・安全性
インターネットに接続すると、Chrome OSは自動更新されるため、いつでも最新のセキュアな状態に保たれます。また、Webブラウザ上での操作が主であり、ハードディスクにデータをダウンロードする必要がないため、ウィルス感染のリスクが低いのも特長です。

・情報漏洩のリスクが低い
基本的にWeb上で操作するため、ローカルストレージにデータが残りません。よって万が一PCを紛失しても、情報漏洩という事態は避けられます。

デメリット

・インターネット環境の影響が大きい
インターネットに接続している状態で動作させるアプリケーションが多いため、オフライン状態では使用範囲が限定されます。

・対応していない周辺機器が多い
プリンターや光学ドライブなどで専用のドライバーが必要なものは対応できない場合もあります。

2.日本でもChromebookの普及が進んでいる!

アメリカでの2016年のOSシェア調査によると、Chrome OSのシェアの割合はおよそ0.3%という結果です。日本の家電量販店でもWindowsMac OSの割合が高く、日本でのシェア獲得はこれからのようです。
それでも価格帯や使い勝手の良さもあり東京都町田市、東京都小金井市、埼玉県戸田市などの自治体がChromebookを採用しています。ほかにもアメリカと同様に学校などの教育の場でも採用が進んでいます。このようにChromebookの認知度が上がりつつあり、今後もより普及が進んでいくのではないでしょうか。

S-Collection株式会社も、Chromebookのように柔軟に要望に合わせた最適なシステム構築をすることで、企業様へ貢献し続けていきます。

はじめてでもわかる!クラウドサービスについて

これでOK!クラウドの初歩!!

近年、 「クラウド」という言葉が当たり前のように使われていますが、具体的なことはよくわからないという方もいるのではないでしょうか。今回は、専門的なことはわからないという方向けに、クラウドの初歩について紹介します。過去の「オンプレミスとクラウドどっちがよいか?① - S-Collection株式会社 システムについて」でもクラウドについて紹介しています。より専門的なことを知りたい方はあわせてご覧ください。

1.クラウドの3つの分類!

クラウドとは、「ユーザーが物理的なサーバーを持たなくても、インターネットを介してサービスを利用できるシステム」のことを指します。クラウドが普及する以前は、ユーザーがサーバーを購入したり、ソフトウェアをコンピューターにインストールしたりすること(オンプレミス)でサービスを利用していました。しかしクラウドの出現によって、インターネットに接続できる機器さえあればサービスを利用することが可能になりました。クラウドはサービスの形によって「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3つに分類されます。

SaaS「Software as a Service」

「サース」と読みます。インターネットを経由して、ソフトウェアを利用するクラウドのことです。代表的なものとしては、ブラウザ上でメールやスケジュール管理ができるGoogle Appsがあります。

PaaS「Platform as a Service」

「パース」と読みます。アプリケーションを動作させるためのハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式を、インターネット上のサービスとして利用できます。通常であればアプリケーションごとに開発環境を構築することに労力を費やすものですが、PaaSを利用することでその労力を削減できます。アプリケーション開発者にとって、非常に便利なクラウドサービスです。

IaaS「Infrastructure as a Service」

「イアース」または「アイアース」と読みます。OS、サーバーやストレージ、ネットワーク機器などのインフラをインターネット経由で利用するクラウドのことです。ほぼゼロから開発環境を構築でき、サーバーの選定やOSの各種設定などもできるため、カスタマイズ性が高いという特長があります。しかし、システムの運用や保守に必要な作業が煩雑になる傾向があります。IaaSの代表例は、Amazon Web Service(AWS)、Microsoft Azureなどがあります。

2.急増するクラウド市場!

クラウド業界は年々市場規模が拡大し、大きな市場となっています。オンプレミスの市場がこれまでの主流でしたが、ここ数年クラウドを導入する企業が増加しています。2019年にはオンプレミスで運用する企業を、クラウドで運用する企業が超えるとも予想されています。
また、企業のみならず個人単位でもクラウドは生活に欠かせないものとなっています。ふだん意識してなくても、多くの方がさまざまなクラウドサービスを利用されているのではないでしょうか。クラウドはビジネスシーン、プライベートのどちらも今後もますます拡大していくでしょう。

今回はクラウドの概要について説明しました。S-Collection株式会社には、最新の技術を学び、積極的に導入していく文化があります。新技術の評価、導入サポートについてもお気軽にご相談ください。

クラウドサービスはこうしてはじまった!

クラウドサービスの歴史をひも解く

AppleのユーザーであればiCloudを使い、写真やデータをiPhoneMacBook間で共有をされる方は多いと思います。これもクラウドサービスのひとつですが、クラウドサービス自体はAppleのユーザーに限ったことではなく、今や多くのクラウドサービスが当たり前に使われる時代になりました。
しかしクラウドがどのようなものなのか、またクラウドの歴史についてはあまり知られていないのではないでしょうか。
今回はクラウドがどのようにして生まれ、今のような形になってきたのか、その歴史を紹介します。

クラウドサービスはこんな概念から生まれた!

クラウドサービスとは、ユーザーが物理的なサーバーを持たず、インターネット上で利用可能なサービスのことです。データの保存や管理をはじめ、アプリケーションの実施、ストリーミング再生、メールなど、多くのコンテンツで活用されています。
クラウドコンピューティングにおける概念は「複数のコンピューターをひとつのコンピューター資源と見なす」「⁠ネットワーク全体の資源をひとつのコンピューター資源として見る」という考え方です。この概念をもとに今日のクラウドサービスは提供されています。

クラウドサービスのはじまりはなんと30年以上前!!

クラウドサービスのはじまりは1983年までさかのぼります。当時インターネット業界のリーディングカンパニーだったSun Microsystems社CEOのエリック シュミット氏は、「ネットワークこそコンピューターだ」というスローガンを世の中に打ち出しました。
エリック シュミット氏は当時より、ネットワーク全体の資源をひとつのコンピューター資源として見ており、「ネットワークがプロセッサ並みに高速になれば、コンピューターはネットワークに拡散し、ネットワークがコンピューターになる」と、現在のネットワークの環境と同じ考えを提唱しました。しかし、当時は回線が低速でコンピューターが高価だったため、実用化はされませんでした。

ネットワークがコンピューターになる!クラウドサービスの広がり!!

2000年代になると回線がブロードバンド化され、インターネットが一般的に使われはじめました。また、コンピューターも安価で購入できるようになったのもこの時代です。これにより「ネットワークがコンピューターになる」ための最大の問題が解消しはじめたのです。
2006年にはGoogleが、インターネットの現状とそれによって引き起こされたコンピューター資源の利用方法の変化を「クラウドコンピューティング」と表現し、「ネットワークがコンピューターになる」時代が来たのです。ちなみに、このときのGoogleのCEOは、なんとこの時代を予見していたエリック シュミット氏でした。

現在、パソコンや携帯端末にはクラウドサービスが必要不可欠になりつつあります。パソコンと携帯端末の普及は、間違いなくクラウドサービスの広がりに拍車をかけた要因のひとつです。普段、何気なく使っているクラウドサービスですが、1980年代からクラウドのもととなる考え方があり、それが時代の進歩とともに実現されてきたのです。

圧倒的な利益率!「変なホテル」の収益性の秘密とは!?

他のホテルとは違う!「変なホテル」はここが変!!

2015年7月にハウステンボス株式会社は 「変なホテル」というワクワクと心地よさを追求した世界初のロボットホテルの運営を開始しました。

ハウステンボス株式会社が運営する「変なホテル」では感動や快適を提供するだけではなく、ロボットを導入することによって生産効率の向上にも繋がっています。
今回は「変なホテル」がロボット導入によって実現した、稼働率と収益性の高さについて紹介します。

世界初!ロボットによるサービスのIT化!!

「変なホテル」は世界で初めてロボットがスタッフになって働いたホテルとしてギネス世界記録に登録されたホテルです。
人間や恐竜の形をしたロボットが受付をするなど、館内のいたるところでロボットが業務を行っています。
チェックインはタブレットで行い、各部屋にあるコンシェルジュロボットが宿泊客の欲しい情報を素早く提供し、掃除用ロボットが館内の掃除を行います。
ロボットでは難しい業務を行うため、人間の従業員も6〜8人程常駐していますが、これは同規模のホテルの約5分の1の人数です。
長崎のハウステンボスに1号店をオープンし、いまでは国内に18ホテルあります(2020年8月現在)。
最先端のテクノロジーを導入して、ビジネスホテルより多彩なサービスを提供することで、3〜5年で国内外に100ホテルの出店を目指しています

IT化による「ホテルの最先端」と変化する「常識」

ロボットの導入は初期費用こそ高いものの、導入後は日々の電気代とメンテナンス費用だけのため、収益率が非常に高くなります。これによりビジネスホテルの場合1人当たり1泊6,000円〜10,000円程度ですが、変なホテルは1泊2,000円〜8,000円程度と宿泊費を安く抑えることができます。
また、ロボットと触れ合えることがほかにはない付加価値となっていて、年間80%という高い客室稼働率となっています。

※2020年6月ホテル専門の英調査会社STRが発表した国内ホテル稼働率は24%
6月のホテル稼働率「底打ち」 客室単価下げなお:日本経済新聞

「変なホテル」の中には、顔認証と画像認識技術を活用した無人の「スマートコンビニ」、タブレット端末内の自動応答エージェントが接客する「変なバー」などがあります。こうしたIT化により最終的には無人のホテルを目指しています。

また、ハウステンボスで培った再生可能エネルギーのノウハウも取り入れてさらにコストカットをすることで、「ロボットが働くホテル」というイメージと「高い生産性と収益率」を実現していると言えます。

ITは、コンピュータの前だけで使われるものではありません。「変なホテル」を代表にして、「変な」が「当たり前」になったら面白いのではないでしょうか。


※2020年10月5日、内容を更新いたしました。

今ノンプログラミング開発が熱い!その理由とは!!

専門知識がなくても大丈夫!?ノンプログラミング開発の3つのメリット!!

近年、プログラミングを行わずにシステム開発をする、ノンプログラミング開発という手法に注目が集まっています。プログラミングの勉強をする必要がないので、技術者でなくてもシステムを構築することができます。今回はノンプログラミング開発の3つのメリットについて紹介します。

1.誰でも手軽にシステムを開発できる!

ひとつ目のメリットはシステム開発をするときの手軽さです。ボタン、アイコンやフォームなどの部品があらかじめ用意されており、それらをドラッグ&ドロップしてシステム開発を行うことができます。
開発ツールが充実していることもあり、プログラマなどの専門家でなくても、システム開発を行うことができます。

2.仕様変更にも柔軟に対応!!

ふたつ目のメリットは仕様変更に柔軟に対応できることです。専門家でなくシステムを使う人がシステム開発をできるので、変更したいところが出たら柔軟に変えることができます。そのため、ウォーターフォール型開発で頻発していたシステム開発の手戻りが少なくなります。

3.開発工数を少なくして、費用削減!

3つ目のメリットは、専門家にシステム開発を依頼しなくてもよくなるため、今までかかっていた費用を削減できることです。

ノンプログラミング開発のツールとしてはサイボウズ社のkintone、東洋ビジネスエンジニアリング社のBusiness b-ridgeなどがあります。直感的で分かりやすくシステムを作れるツールは今後増えていくでしょう。
次回はノンプログラミング開発環境の導入事例を紹介します。