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プロジェクトマネジメントの極意とは③

知識とスキルと情熱!S-Collection株式会社は志をともにします

これまで、プロジェクトマネジメントの目的と現在について紹介してきました。最後はマネジメントを実施していくうえで指標となる定義を紹介します。

 

PMBOKとBABOK~プロジェクトマネジメントを支える知識体系~

PMBOK(Project Management Body of Knowledge/通称 ピンボック)ガイドといって、プロジェクトマネジメント協会が発行しているマネジメントの知識体系を記したものがあります。この「PMBOK」が登場することによって、多様に存在していたプロジェクトマネジメントが10の管理エリアと5つのプロセスへと整理されて体系立てられました。そして現在では、プロジェクトマネジメントを実践するうえで必要な基礎知識として浸透しています。

また、PMBOKのほかに押さえておきたい知識としてBABOK(A Guide to the Business Analysis Body of Knowledge/通称 バボック)があります。BABOKは、ビジネスの観点から見て必要なニーズを引き出し、さまざまな部署間で橋渡しをする役割を担うための活動を、タスクとテクニックという形式で体系化した知識体系です。プロジェクトマネジメントとは別の観点を持ち、そもそものプロジェクトの妥当性確認や、ニーズの掘り起こしなど、プロジェクトの根幹に作用するものです。
BABOKはPMBOKの第5版にてその内容が取り入れられており、プロジェクトマネジメントにもBA(ビジネスアナリシス)が深く関わっていることが見受けられます。

ただし、PMBOKもBABOKもBOK(Body Of Knowledge)という言葉のとおり、あくまで「知識体系」であるということは念頭に置かなければいけません。つまり、現場で活かすためにはツールを用いる必要があり、効果的に活用していくためにはBOKを理解したうえでツールを扱っていくことが求められます。
※プロジェクトマネジメントツールについては、続編として次回より紹介していきます。

 

■まとめ~S-Collection株式会社が目指すプロジェクトマネジメント~

プロジェクトマネジメントは意識的であれ無意識的であれ、プロジェクトに携わっている人であれば行っています。ただし、プロジェクトマネジメントの完成度は、その目的の持ち方やそれを裏付ける知識やスキル、手法によって大きく変わってきます。

プロジェクトマネジメントをするうえでの目的は、「プロジェクトの目的を達成したうえで、プロジェクトの価値を最大化すること」です。そして、価値の最大化を図るためにも、プロジェクトマネージャーはプロジェクトマネジメントが手段であり、時代とともに変化するものだと念頭に置く必要があります。

最後にプロジェクトマネジメントの極意、それはプロジェクトに関わるすべての人の「プロジェクトを成功させる」という意志そのものであり、必要不可欠な要素です。プロジェクトはプロジェクトメンバー全員で作り上げるものです。その全員の意志が成功へと向くことで、プロジェクトマネジメントはその効果を充分に発揮します。

S-Collection株式会社では、時代とともに変化するマネジメントの知識と市場のニーズを的確にとらえ、お客さまとともに成功を目指す企業であり続けます。