クラウドサービスでコスト削減!人気のAWS活用法とは?
コスト削減につながる!AWSの活用法とは
AWS(Amazon Web Service)は、ECサイトで有名なAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。Amazonを支えるECサイト構築の技術をオープンにしたもので、使用量に応じた従量課金制で使用できます。そのため、自社サーバを設立するよりも多額の先行投資をする必要がなく、コスト削減につながります。
クラウドサービスのなかでもっとも人気があるAWSですが、現在、40以上のサービスを提供しています。多くのサービスのなかから、なにを活用すればいいかを考えている方向けに、AWSの主要なサービスについて紹介します。
クラウドコンピューティング
かつての情報システムは、企業が設備を自社で保有して運用するオンプレミスが主流であり、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービスのすべてを自社で用意する必要がありました。
しかし現在では、これらの情報システムを構築するために必要なものをインターネットを介して提供するサービスがあり、ユーザーはサービス利用料と最低限のインターネット接続環境さえあれば情報システムを構築できるようになりました。
このように構築されたサーバ群をクラウドと呼びます。
クラウドを利用するメリットとしてサーバ群を用意する手間が省けます。サービス利用料のみが必要となるため、サーバ設置の初期費用が不要になり、かつサーバの設置場所に困ることもありません。さらに、物理的な障害への対策が取りやすくなります。
たとえば日本にサーバを設置した場合は地震の被害にあったらサービスは停止しますが、クラウドの場合は世界各国のあらゆる場所にサーバが設置されているため、1箇所が災害にあっても別のサーバにサービスを移し、利用を継続することができます。
また、クラウドは主に3種類に分類されております。
1.SaaS(Software as a Service)
インターネット経由でソフトウェアパッケージを提供するサービスです。
2.PaaS(Platform as a Service)
インターネット経由でアプリケーション実行用のプラットフォームを提供するサービスです。
3.IaaS(Infrastracture as a Service)
インターネット経由でハードウェアやインフラを提供サービスです。AWSはこのうちPaaSとIaaSに分類されるサービスを提供しています。
今回はAWSの前提となるクラウドコンピューティングについて紹介しました。次回は実際にAWSがどのようなサービスを提供しているかを紹介していきます。