S-Collection株式会社 システムについて

S-Collection株式会社のシステムサポート事業

SNS連携のためのAPI活用法ーTwitter編①

情報収集に効果的!APIのつかい方

今や多くの人がTwitterFacebookといったSNSを活用しています。近年では企業が広報活動の一環としてSNSで情報発信を行うことも珍しいことではなくなりました。
企業で活用する場合はユーザーからの反応をキャッチする必要があります。
TwitterFacebookは多くの人から情報が上がる分、その情報を上手に活用するためにはフィルタリングを行う必要があり、そういった場合はAPIをつかうと効率よく情報収集することができます。
たとえばTwitterで特定のハッシュタグを呟いた人から抽選で1名にプレゼントというようなキャンペーンを行うとします。ブラウザ上で検索してリストアップをすることも可能ですが、かなり手間のかかる作業になります。
APIを活用することで、必要な情報のリストアップを行うことができ、公式には提供されていない機能(たとえば予約投稿など)を自分でカスタマイズして利用することができます。

APIとは

まず本題に入る前に、APIそのものについて簡単に説明します。
APIはアプリケーションプログラミングインターフェースの略です。APIの定義はいろいろありますが、簡単に説明すると「外部に公開しているサービス」です。
サービスを公開といってもソースコードを公開しているわけではなく手段や窓口を提供しているイメージです。

例として、Twitterの検索APIのリファレンスを説明します。
https://developer.twitter.com/en/docs/tweets/search/api-reference/get-search-tweets

このAPITwitterの投稿を検索するAPIです。
Resource URLの項目のすぐ下ある、 https://api.twitter.com/1.1/search/tweets.json が窓口になります。
Parametersの項目に従い適切な情報をこの窓口に渡してあげれば、検索されたツイートが返ってきます。
リファレンスにはサンプルとして次のリクエストが記載されています。

GET
https://api.twitter.com/1.1/search/tweets.json?q=%23freebandnames&since_id=24012619984051000&max_id=250126199840518145&result_type=mixed&count=4

窓口にGETメソッドで値を渡しているのがわかります。
これを読み解くと以下のとおりになります。
・#freebandnamesの含まれるツイートを
・IDが24012619984051000〜250126199840518145の範囲で
・最新のツイートと人気のあるツイート両方から
・4件検索する

つぶやく内容だけではなく使用している言語やいつつぶやかれたの情報も知ることができるので、マーケティングにもつかえる情報が得られる可能性があります。
レスポンスはjsonJavaScript Object Notation)形式です。json形式は人にとって読み書きしやすく、マシンにとってもパースや生成が簡単に行える形式となっています。
そのため情報の取得はAPIで、分析は自前のサービスでということが可能になります。

APIが誰でも無制限でつかえたら悪意のある人がユーザーの情報を無制限に取得できることになります。別人になりすまして投稿が行えてしまうため、そこで認証が必要になってきます。
認証の方法は次回、Twitter APIの具体的なつかい方を交えて説明します。