S-Collection株式会社 システムについて

S-Collection株式会社のシステムサポート事業

CVS、SVN、Gitの違いについて①

変更履歴を正確に管理!バージョン管理システムの必要性

システムの開発の多くは、複数名でプロジェクトチームを組んで行います。
チームで開発を行っていくなかで、ドキュメントやプログラムなど、さまざまな電子ファイルを共有していきます。
また、新しく作成したファイルが、そのまま更新されないことはほとんどありません。ほどんどのファイルは更新を繰り返し、バージョンアップを行います。つまり、複数人でファイルを共有しながら、更新を行うことが頻繁に起きます。そこで、いつ、誰がファイルを更新したかという変更履歴を管理するシステムが必要になってきます。これを一般的に「バージョン管理システム」と呼びます。このバージョン管理システムは、システム開発を行うなかで、広く利用されています。
これより2回にわたって、バージョン管理システムであるCVSSVN、Gitについて解説を行っていきます。


ファイルごとの変更履歴をきっちり管理!CVS

CVSは、ネットワークで利用されることを考えて作られた、はじめてのバージョン管理システムです。それまでにも、さまざまなバージョン管理システムがありましたが、フリーウェアだったこともあり、1990年以降、広くつかわれるようになりました。
ひとつひとつのファイルにバージョン番号を割り振って、変更履歴を管理していきます。
端末で編集したファイルを、最新版としてサーバーにアップすれば、ほかの端末に接続している人たちも、それぞれの端末に最新版をダウンロードできるようになります。
最新版との差分が表示できたり、ロックを掛けてほかの人が編集できないようにしたり、複数人が競合するのを防いだりと、さまざまな機能も備えています。

今回はCVSの解説を行いました。次回はSVN、Gitについて違いを含めながら紹介をしていきます。