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いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??②

オンプレミスを上手くつかうためのメリットとデメリットを大公開!

前回の「いまさら聞けない!「オンプレミス」とは??① - S-Collection株式会社 システムについて」ではオンプレミスという呼称が生まれるまでの流れを紹介しました。今回はオンプレミスを上手く利用するにあたってのメリット、デメリットについて紹介します。

オンプレミスのメリット

オンプレミスを利用するにあたってのメリットについて、ここでは比較されることが多いクラウドサービスとの比較を前提にして紹介します。
ではまず、オンプレミスのメリットは下記の3点です。

セキュリティに優れている

オンプレミスの最大のメリットはセキュリティの強固さです。社内のプライベートなネットワークからのみアクセスできるようにすることにより、サイバー攻撃による情報漏えいのリスクを抑えることができます。

自由にカスタマイズできる

CPUの種類や数、メモリの容量、ネットワークカードなどの構成が選択できるため、ITリソースの性能や機能を自由に調整できることもオンプレミスの魅力です。これにより、自社で必要な条件に合わせて、自由にITリソースを構築することができます。

社内システムとの親和性が高い

オンプレミスの構築は自社内でネットワークを構成する構築がほとんどです。そのため、社内システムとの親和性が高く、自社内のほかシステムとの連携や複数システムを統合しての利用が容易となります。

オンプレミスのデメリット

オンプレミスを利用するにあたってのデメリットも同様の前提で紹介します。
オンプレミスのデメリットは下記の3点となります。

初期費用が高い

オンプレミスはITリソース自体の費用に加えて、ITリソースを設置する施設の費用や、ITリソースを構築する技術者の人件費が必要となるため、初期コストが高くなります。そのため、あらかじめ運用する期間や利用する範囲を見据えて、長期的なコストとして算出する必要があります。

利用開始までの期間が長い

オンプレミスは利用開始までに、ハードウェアを調達、OSの設定、システムの構築などが必要となります。そのため、目的のITリソースを利用できるようにするまで数カ月かかることも多いです。

自社でトラブル対応する必要がある

ITリソースでトラブルが発生した場合、自社の技術者でトラブルに対応する必要があります。そのため、24時間利用できるサービスを提供する場合は、24時間ITリソースを運用できる体制を整えるなど、提供するサービスに合わせた体制作りが必要になります。

今回はオンプレミスのメリットとデメリットを紹介しました。
次回はよく比較されるオンプレミスとクラウドサービスのつかいわけについて紹介していきます。