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圧倒的な利益率!「変なホテル」の収益性の秘密とは!?

他のホテルとは違う!「変なホテル」はここが変!!

2015年7月にハウステンボス株式会社は 「変なホテル」というワクワクと心地よさを追求した世界初のロボットホテルの運営を開始しました。

ハウステンボス株式会社が運営する「変なホテル」では感動や快適を提供するだけではなく、ロボットを導入することによって生産効率の向上にも繋がっています。
今回は「変なホテル」がロボット導入によって実現した、稼働率と収益性の高さについて紹介します。

世界初!ロボットによるサービスのIT化!!

「変なホテル」は世界で初めてロボットがスタッフになって働いたホテルとしてギネス世界記録に登録されたホテルです。
人間や恐竜の形をしたロボットが受付をするなど、館内のいたるところでロボットが業務を行っています。
チェックインはタブレットで行い、各部屋にあるコンシェルジュロボットが宿泊客の欲しい情報を素早く提供し、掃除用ロボットが館内の掃除を行います。
ロボットでは難しい業務を行うため、人間の従業員も6〜8人程常駐していますが、これは同規模のホテルの約5分の1の人数です。
長崎のハウステンボスに1号店をオープンし、いまでは国内に18ホテルあります(2020年8月現在)。
最先端のテクノロジーを導入して、ビジネスホテルより多彩なサービスを提供することで、3〜5年で国内外に100ホテルの出店を目指しています

IT化による「ホテルの最先端」と変化する「常識」

ロボットの導入は初期費用こそ高いものの、導入後は日々の電気代とメンテナンス費用だけのため、収益率が非常に高くなります。これによりビジネスホテルの場合1人当たり1泊6,000円〜10,000円程度ですが、変なホテルは1泊2,000円〜8,000円程度と宿泊費を安く抑えることができます。
また、ロボットと触れ合えることがほかにはない付加価値となっていて、年間80%という高い客室稼働率となっています。

※2020年6月ホテル専門の英調査会社STRが発表した国内ホテル稼働率は24%
6月のホテル稼働率「底打ち」 客室単価下げなお:日本経済新聞

「変なホテル」の中には、顔認証と画像認識技術を活用した無人の「スマートコンビニ」、タブレット端末内の自動応答エージェントが接客する「変なバー」などがあります。こうしたIT化により最終的には無人のホテルを目指しています。

また、ハウステンボスで培った再生可能エネルギーのノウハウも取り入れてさらにコストカットをすることで、「ロボットが働くホテル」というイメージと「高い生産性と収益率」を実現していると言えます。

ITは、コンピュータの前だけで使われるものではありません。「変なホテル」を代表にして、「変な」が「当たり前」になったら面白いのではないでしょうか。


※2020年10月5日、内容を更新いたしました。