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S-Collection株式会社のシステムサポート事業

あなたを守る認証の基礎知識①

認証の必要性とは!

いまやICT(情報通信技術)が広まり、情報が溢れかえっている時代です。
そして、PCやスマートフォンなどの端末でインターネットへアクセスすれば、さまざまな情報を得ることができるようになりました。

その反面、他者に知られたくない重要な情報も多く存在します。
そのため情報セキュリティを守ることがとても重要視されており、それは企業間だけでなく、個人でもとても大事になっています。

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情報セキュリティを知る

情報セキュリティを守る前に、まずは言葉の意味を知りましょう。

情報セキュリティという言葉について「JIS Q 27001:2006」では、以下のように定義しています。
「情報の機密性、完全性および可用性を維持すること。さらに、真正性、責任追跡性、否認防止および信頼性のような特性を維持することを含めてもよい。」

つまりどういうことかというと、以下のようになります。
「情報に関して、許可のない人には非公開にし、許可のある人にはアクセスを可能にして正確な情報を提供すること。さらに、その情報が本物であることやアクセスしたユーザーとそのユーザーの動作が一意にわかること。変更などの操作を行ったことをあとになって否認されないように証明できること。また、要求した機能をしっかり果たせることなどの特性を維持することを含めてもよい。」

このように、情報を守ることは現代社会で重要な課題項目のひとつにあげられます。
そして、この情報セキュリティを守る方法のひとつとして、認証という作業はとても重要です。

 

認証とは本人確認

認証とは、利用者が本人であることの正当性や真正性の確認することです。
つまり、なにかしらの方法によって自分であることを証明することといえます。
普段の生活では、自分の身分を証すときは運転免許証などの身分証明書によって本人確認を行っているでしょう。

しかし、インターネットなどのITの世界では、実際に会って確認を行えないため、なにかしらの方法を取る必要があります。
その方法を認証といいます。

 

認証は必要か

自分の大事な情報を不正に他人へ見られたり、使用されたりしたくないということは、誰でも同じです。
他人の名前、IDまたはアカウントなどを勝手に使用して活動することを「なりすまし」などと呼びます。
個人情報保護が重視されている現代では、不正アクセスやなりすましによる情報侵害が、情報セキュリティとして大きな問題になります。

そんな不正アクセスやなりすましができないように、本人であることを確認するためには認証が必要となります。
そして、本人であることを証明する認証の手段や方法は、現在では多数存在します。
さらに、認証の方法は使用する環境やセキュリティレベルなどに応じて、適切な選択をする必要があります。

認証とは鍵のようなものといってもいいでしょう。
自分の大事なものを守るために鍵をかけて保管しておくように、認証によって自分の大事な情報を守ります。

次回は、3つの認証について、具体的な方法などを含めてお伝えします。