S-Collection株式会社 システムについて

S-Collection株式会社のシステムサポート事業

テレワークの基礎知識とそれを実現するさまざまな技術!③

テレワークのセキュリティ対策

テレワーク(telework)においてセキュリティ対策は、必ず対応しなければならない事項のひとつです。

テレワークは社外で仕事をする働き方なので、会社のなかだけで仕事をする場合よりも会社内部の重要な情報が漏洩するリスクは当然増えます。
そのため、リスクをなるべく回避するためにさまざまな取り組みが必要です。
そこで今回は、テレワークにおけるセキュリティ対策について紹介します。

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端末のセキュリティ

十分なセキュリティ対策が行われていない端末でインターネットに接続することは、コンピューターウイルスへの感染や情報漏洩の原因となりえます。

また、インターネットへの接続以外では、ウイルスに感染した外部端末(外付けハードディスクドライブやUSBメモリなど)への接続により、自身の端末もウイルスに感染してしまう可能性があります。さらに、自身の端末がウイルス感染したことに気づかずに社内のサーバーへアクセスすると、ウイルスが社内のシステムや他の端末にまで蔓延する危険性もあります。
そのため、ひとつひとつの端末にウイルス対策ソフトを導入することが大切です。

次に、情報漏洩への対策としては、社外で使用する端末をデータの保存ができないデータレス端末にする方法がよく用いられています。
データレス端末であれば、端末上にデータがないため、端末を紛失した場合の情報漏洩のリスクを低減できます。

さらに、PCなどの社内の端末やUSBメモリなどの記憶媒体を社外に持ち出す必要がある場合には、PCのストレージやUSBメモリ本体に暗号をかけることや、BIOSパスワードを設定することも重要な対策のひとつです。


ネットワークのセキュリティ

インターネット上のセキュリティ対策は、ネットワークによりレベルが異なるため、
対策が不十分なネットワークを使用するとウイルス感染、情報漏洩、あるいは改ざんの危険性があります。

このため、最近ではインターネット回線上に仮想的に専用回線を構築するVPN(Virtual Private Network:仮想専用線)を利用するケースが増えています。VPNの導入から維持管理に、費用がかかりますが、こうした費用を負担してでもセキュリティのレベルを高める企業が増えています。

また、VPNにかかる費用の負担が難しい企業では、Wi-Fiなどの無線回線を使用してテレワークを行う場合があります。こうした場合、企業が支給するルーターや回線のみを利用することで、セキュリティを担保することができます。

このように、テレワークにおいては、ネットワーク自体にセキュリティ対策が十分なされている回線を利用することが大切です。


S-Collection株式会社では、情報セキュリティの確かな、お客さまにとって最適なシステムを提供し、世の中に貢献しつづけていきます。