AI(人工知能)ってなに?
話題の人工知能「AI」とは!?
「人工知能」というワードを、ニュースでもよく聞くようになってきました。
しかし、言葉だけが社会に浸透しており、詳しくは知らない人もいるのではないでしょうか。「便利そうだけど、自分が扱えるものなのかよく分からない」といった困惑した声もよく聞きます。
今回はそのような疑問を解消するため、AI(人工知能)について紹介します。
AIの基礎知識
AI(Artificial Intelligence:人工知能)とは「知能のある機械」のことで、人間のような動きをする機械や人間の仕事を代行するシステムをさします。
AIは、世界最高峰の囲碁プレイヤーに勝った囲碁プログラムや、自動車の自動運転技術などに使われており、生活において密接に関係しているAIもあります。
また銀行業界では、業務のシステム置き換えが始まっていて、AIとインターネットバンキングの連携によって店舗と従業員の削減に動き出しています。
さらに今後、銀行業界のようなシステム置き換えが他の業界にも伝播していくことが予想されていて、AIの発展が人々の仕事、人生に大きな影響を与えていくといわれています。
2種類のAI
人工知能学会では、AIを「本当に知能がある強いAI」と、「知能があるように振る舞う弱いAI」があると定義付けています。
強いAIとは、人間のように思考し意思決定ができるAIのことで、例えば優秀なビジネスパーソンのような働きをします。現在多くの研究機関や企業が資金をかけて、この強いAIの開発をしていますが、まだ研究段階にあります。
一方弱いAIとは、人間によってプログラミングされたこと以外はできないAIのことで、具体例としてはAppleの「Siri」、Googleの「OK Google」、ソフトバンクのロボット「Pepper」などが挙げられます。
この2種類の線引はまだまだ明確ではないですが、「強いAI」に近づくにつれて、あたかも人間が仕事をしているように心を持った柔軟な対応をすることができます。
AIの活躍
現在のさまざまなプログラムは、作業フローの条件に当てはまった場合にのみ処理をしており、型にはまったものがほとんどです。
しかしAIを導入することによって、あたかも人間が作業しているかのように、柔軟な条件判定が可能となってきています。
今までのプログラムでは、画像の分類処理において、画像からピクセルごとに使われている色を判断することしかできませんでした。しかし近年、ニューラルネットワークによって学習させたAIを用いることで、画像に映し出されているものをタグ付けによって判断していくこともできるようになりました。
このように近年、生活と密接に関わるAIが次々と出てきています。
S-Collection株式会社はこのような最先端の技術動向を常に把握し、事業に活かすことでさらなる発展に努めていきます。
プロジェクトマネジメントの極意とは③
知識とスキルと情熱!S-Collection株式会社は志をともにします
これまで、プロジェクトマネジメントの目的と現在について紹介してきました。最後はマネジメントを実施していくうえで指標となる定義を紹介します。
■PMBOKとBABOK~プロジェクトマネジメントを支える知識体系~
PMBOK(Project Management Body of Knowledge/通称 ピンボック)ガイドといって、プロジェクトマネジメント協会が発行しているマネジメントの知識体系を記したものがあります。この「PMBOK」が登場することによって、多様に存在していたプロジェクトマネジメントが10の管理エリアと5つのプロセスへと整理されて体系立てられました。そして現在では、プロジェクトマネジメントを実践するうえで必要な基礎知識として浸透しています。
また、PMBOKのほかに押さえておきたい知識としてBABOK(A Guide to the Business Analysis Body of Knowledge/通称 バボック)があります。BABOKは、ビジネスの観点から見て必要なニーズを引き出し、さまざまな部署間で橋渡しをする役割を担うための活動を、タスクとテクニックという形式で体系化した知識体系です。プロジェクトマネジメントとは別の観点を持ち、そもそものプロジェクトの妥当性確認や、ニーズの掘り起こしなど、プロジェクトの根幹に作用するものです。
BABOKはPMBOKの第5版にてその内容が取り入れられており、プロジェクトマネジメントにもBA(ビジネスアナリシス)が深く関わっていることが見受けられます。
ただし、PMBOKもBABOKもBOK(Body Of Knowledge)という言葉のとおり、あくまで「知識体系」であるということは念頭に置かなければいけません。つまり、現場で活かすためにはツールを用いる必要があり、効果的に活用していくためにはBOKを理解したうえでツールを扱っていくことが求められます。
※プロジェクトマネジメントツールについては、続編として次回より紹介していきます。
■まとめ~S-Collection株式会社が目指すプロジェクトマネジメント~
プロジェクトマネジメントは意識的であれ無意識的であれ、プロジェクトに携わっている人であれば行っています。ただし、プロジェクトマネジメントの完成度は、その目的の持ち方やそれを裏付ける知識やスキル、手法によって大きく変わってきます。
プロジェクトマネジメントをするうえでの目的は、「プロジェクトの目的を達成したうえで、プロジェクトの価値を最大化すること」です。そして、価値の最大化を図るためにも、プロジェクトマネージャーはプロジェクトマネジメントが手段であり、時代とともに変化するものだと念頭に置く必要があります。
最後にプロジェクトマネジメントの極意、それはプロジェクトに関わるすべての人の「プロジェクトを成功させる」という意志そのものであり、必要不可欠な要素です。プロジェクトはプロジェクトメンバー全員で作り上げるものです。その全員の意志が成功へと向くことで、プロジェクトマネジメントはその効果を充分に発揮します。
S-Collection株式会社では、時代とともに変化するマネジメントの知識と市場のニーズを的確にとらえ、お客さまとともに成功を目指す企業であり続けます。
プロジェクトマネジメントの極意とは②
プロジェクトを支える!目に見えるものから見えないものへ
前回からプロジェクトマネジメントについて紹介しています。ここからは現在のプロジェクトマネジメントについて、お話していきましょう。
■プロジェクトマネジメントからモダンプロジェクトマネジメントへ
プロジェクトマネジメントという言葉自体は以前からありますが、その言葉があらわす意味は時代とともに大きく変化してきました。
変化した新しい考え方を「モダンプロジェクトマネジメント」として区分けし、プロジェクトマネジメントの変化を紐解いていきます。
プロジェクトマネジメントの変化をとらえるうえで、品質に焦点を当てていくと変化がわかりやすくなります。
まず、プロジェクトマネジメントの前段階の「プロジェクト管理」の品質とは、お客さまの要望どおりの成果を高品質、低コスト、短納期でいかにして提供するかということがカギでした。
次に、プロジェクト管理に加えてお客さまが必要とするものを、必要なタイミングで提供することが求められるようになったため、「プロジェクトマネジメント」が生まれました。プロジェクトマネジメントの品質とは、価格や成果物の品質だけではなく、お客さまの満足度も指標として含みます。これは目に見えないものも指標となることを表しており、満足度を上げるためにお客さまのニーズの把握や利便性の向上など、多角的な視点が求められるようになりました。
そして、プロジェクトマネジメントにスコープやチームビルディングなど、よりいっそう経営に沿った視点が求められたため、「モダンプロジェクトマネジメント」が生まれたのです。モダンプロジェクトマネジメントの品質とは、従来のプロジェクトマネジメントとは方向性が異なり、経営戦略への貢献を求められています。そのため、モダンプロジェクトマネジメントではお客さまの経営戦略や市場の傾向に合わせて、ニーズの掘り起こしや不明確な要件を明確にするサポートをし、解決策を提供していきます。
現在では、モダンプロジェクトマネジメントもプロジェクトマネジメントと呼ばれます。また、時代とともにプロジェクトマネジメントも変化し続けています。そのため、時代に応じて求められるプロジェクトマネジメントが必要となります。
次の回では、プロジェクトマネジメントを実施していくうえで指標となる、PMBOKとBABOKという知識体系を紹介していきます。
プロジェクトマネジメントの極意とは①
やっぱりコレ!優先順位がマネジメントを決める
「プロジェクトマネジメント」、この言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。システム開発の現場に限らず、当たり前のように使われている言葉ですが、その言葉に込められている意味は時代とともに変化しています。
ここでは、プロジェクトマネジメントの時代による変化をたどりながら、これから必要とされるプロジェクトマネジメントとそのキーとなるところを中心に紹介していきます。
~目録~
■プロジェクトマネジメントの目的
■プロジェクトマネジメントからモダンプロジェクトマネジメントへ
■PMBOKとBABOK~プロジェクトマネジメントを支える知識体系~
■まとめ
■プロジェクトマネジメントの目的
プロジェクトマネジメントの目的は「プロジェクトの目的を達成したうえで、プロジェクトの価値を最大にすること」です。
ここでいう価値とは、プロジェクトの目的やプロジェクトマネージャーの判断によって変化していきます。価値を最大にするために、プロジェクトマネージャーはそのプロジェクトが求めるものに応じて、納期や品質やコストなど、なにがプロジェクトにとって価値があるのかを決めます。物事に優先順位をつけ、それに沿って対処することでプロジェクトの価値を高めていくのです。
プロジェクトマネジメントに求められるものは、ただ品質や工程を管理するところからはすでに離れています。では、現在のプロジェクトマネジメントとはどのようなものなのか、次の回で紹介していきます。
Gitつかいこなしていますか?Git、GitHubのつかい方③—利用手順編―
簡単!GitHubを始めるための2ステップ
これまで、GitやGitHubの特色、Gitのインストール方法について紹介してきました。最後に、GitHubの使い方について紹介します。
GitHubスタート手順を丁寧に紹介
①アカウント作成
GitHubをつかうには、まずアカウントを作成する必要があります。GitHubのWebサイトにアクセスするとユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力する欄が表示されますので、まずはここで登録をします。
②リモートリポジトリの作成
GitHubのWebサイトにログインした画面において、右上の+マークを押すと「New Repository」と表示されますので、そちらをクリックします。
リポジトリ作成画面になりますので、リポジトリの名前を入力したうえで画面下方にある「Create repository」ボタンを押します。これで、リポジトリが作成されます。
次の画面では、下記のようにコマンドが表示されます。
echo "# リポジトリ名" >> README.md
git init
git add README.md
git commit -m "first commit"
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git push -u origin master
各コマンドの意味は以下のとおりです。
READMEファイルを作成
ローカルリポジトリの作成
READMEをインデックスに登録する
コミットをする
リモートリポジトリの追加
リモートリポジトリに反映(pushする)
コマンドを実行すると、GitHubのWebページ上でpushしたREADMEが反映されます。
GitHubではREADME、ライセンス、.gitignore(Gitのトラッキングの対象外設定ファイル)をおくことを推奨しています。
上記のコマンドは、READMEの配置するためのコマンドになっており、READMEはGitのチュートリアルの役割にもなります。
最後に
GitHubの強みは、ソーシャルコーディングにあります。
プログラムソースコードをクラウド上で共有して、他者とコラボレーションしながらプログラム開発できる環境が簡単に用意できるため、多くの人の力を借りてソフトをつくることができます。
GitHubにはSNS機能もあり、問題の共有、新しく書かれたソースコードの構成管理、および情報共有を行うことも可能です。
S-Collection株式会社もこのようなツールを活用することで、バージョン管理の徹底を行っています。それによってプロジェクトを正確に進めていき、質の高いシステムサポートを実現しています。
Gitつかいこなしていますか?Git、GitHubのつかい方②—インストール編―
クライアントツールも便利!Gitインストール
前回は、Git、GitHubの特色について紹介しました。今回はGitのインストール方法についてお伝えします。
すぐできる!Gitのインストール
Gitのインストールは、GitのWebサイトからインストーラーをダウンロードして行うことができます。
Linuxの場合は、yumやget-aptコマンドが使える環境であれば、コンソールから次のコマンドを入力することでインストールが可能です。
sudo yum install git-all
sudo apt-get install git-all
また、「コンソールには慣れていないのでGUIクライアントを使いたい」というユーザー向けには、SourceTreeというクライアントツールもあります。
使用するOSがWindowsの場合は、tortoiseGitというクライアントツールもサポートされています。
このように、Gitはユーザーがよりインストールして活用しやすいよう、多くの配慮がされています。次回は、このようにGitをインストールした後、実際にGitHubサービスを活用する方法について紹介していきます。
Gitつかいこなしていますか?Git、GitHubのつかい方①—概要編―
バージョン管理システムGit、GitHubの魅力とは?
システム開発をするうえで、バージョン管理システムは欠かせません。
一例をあげると、バージョン管理システムを導入すれば、複数人でソースコードの編集を行う際に、誰が、どんな編集をしたかを管理することができ、さらに以前の状態に戻すことも可能です。
今回は、そんなバージョン管理システムのひとつである、「Git」の使い方と「GitHub」というWebサービスについて紹介します。
複数人でも、個人でも!Gitという選択
Gitは、Linuxカーネルの開発のためにつくられたバージョン管理システムで、リリース以降ほかの多くのプロジェクトで採用されております。そのため大きなプロジェクトにも対応できるように、動作速度に重点が置かれてます。
また、Gitは「分散型」のバージョン管理システムのひとつです。
「集中型」のバージョン管理システムにおいてリポジトリ(開発過程が保存されるデータベース)はひとつですが、分散型では、複数人で共有するリモートリポジトリと、個人が作業するローカルリポジトリで構成されています。
Gitは、リモートリポジトリとローカルリポジトリに別れているため、最適なタイミングで同期させることができます。
また、ネットに繋がっていない状態でも、履歴の閲覧をすることが可能です。
特にオープンソースの開発であれば、Gitを選択して間違いないでしょう。
これが無料!ユーザーの声に応えるGitHub
Gitには、リモートリポジトリがあると先ほど紹介しました。
ユーザー自身がサーバーを立ち上げ、そこにリモートリポジトリを作成するということも可能です。さらに、基本的に無料でリモートリポジトリが用意され、活用できる、「GitHub」とよばれるWebサービスがあります。
GitHubは、ユーザーの「自作の作品を世に公開したい」、「修正を加えて欲しい」、「お手軽にGitの機能を試したい」の声に応えることができます。
GitHubに公開した作品は、基本的に誰でもみることができます。
インターネットでの公開を避けることも可能で、プライベートリポジトリを月額7ドル(約700円)で作成する有料サービスが用意されています。
実際にGitHubをつかうためには、端末にGitをインストールする必要があります。次回は、Gitのインストール方法について紹介します。