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あなたのパスワードは大丈夫?安全に情報を守るためのパスワード対策 ①

安全性の高いパスワードとは

今やパソコンやスマートフォンを利用する場合、パスワードの設定が必須といえる時代になりました。では、安全性の高いパスワードを設定するにはどのような工夫が必要なのでしょうか。今回はパスワードについて紹介していきます。

パスワード設定の日常化とセキュリティ意識

今の時代、パソコンやスマートフォンなどのハード機器だけではなく、Web上の多くのサービスでもアカウントの作成が求められるようになりました。アカウントの作成にはパスワードの設定が不可欠であり、今ではパスワード設定時に大文字、小文字、記号の使用を求める場合がほとんどです。
このように複雑なパスワードを求めるのには、インターネットの普及による今の時代のセキュリティ意識の高まりが表れています。

パスワードはいまの組み合わせで大丈夫?

コンピュータの性能は時代とともに向上しており、あらゆる解析にかかる時間が短くなっています。そのため、パスワードは組み合わせ次第で簡単に解析される可能性があり、セキュリティの安全性を保つためにも、パスワードを設定するときには注意が必要です。
では実際に、パスワードを設定するときに注意する組み合わせとその対策を以下で紹介します。

パスワードを設定する上で注意する組み合わせ

パスワードを設定する上で注意する組み合わせは以下のとおりとなります。
・すべての文字を同じ文字の組み合わせ
・すべての文字が数字の組み合わせ
・連想が容易な文字列(例:password、iloveyou など)
これらの組み合わせはパスワードを解析する以前に、手動でも解除されやすい組み合わせのため注意が必要です。
また近年では、解析手法次第で「小文字/大文字 + 数字の8桁」の組み合わせのパスワードが1日たたずに解析されるという結果がでています。そのため、より一層パスワードの設定には気をつける必要がでてきました。

安全なパスワードを設定するためには

では、安全なパスワードを設定する場合、おすすめは「小文字/大文字 + 数字の10桁」の組み合わせです。この組み合わせにすると8桁の場合と異なり、1つ解析するとしても6年はかかるという結果がでています。現時点でのコンピューターの性能の話ではありますが、8桁のパスワードと比べて安全性は高くなります。
なお、より安全なパスワードを設定したいという方には「小文字/大文字 + 数字+記号の10桁」の組み合わせがあります。記号を加えることにより安全性がさらに高まるため、高い安全性を求める場合は記号を使用してみてはいかがでしょうか。

今回はパスワードの安全性について紹介しました。次回はパスワードを管理するうえで気をつけることについて紹介します。