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アジャイル開発とは~②内容・成功事例~

早いシステム開発を実現!アジャイル開発手法の魅力

前回はアジャイル開発手法が生まれた時代背景についてお伝えしました。今回は、アジャイル開発手法が誕生する以前に主流であったウォーターフォール開発手法と比較しながら、内容とメリットを説明します。


ウォーターフォール開発手法とは

かつてのソフトウェア開発手法の主流は「ウォーターフォール開発手法」でした。この手法は名前が示すとおり「滝(ウォーターフォール/waterfall)」のように、プロジェクトが上流(企画段階)から下流(案件定義、設計、実装、テスト)へ流れるように進行していくものです。この手法の課題としては、下流へいってから、問題や仕様変更があった際、上流へ戻って変更を加えることが難しく、変化への対応に課題があります。


アジャイル開発手法とは 

上流から下流への一定方向で進めるウォーターフォール開発手法と異なり「アジャイル開発手法」では「設計、実装、テスト」の小単位での開発を繰り返していきます。その繰り返しのなかで完成度を徐々に高めていきます。この手法は、ウォーターフォール開発手法のように役割別(システム設計者、プログラマーやテスターなど)にチームを編成するのではなく、関係者全員が一丸となって動く必要があります。


それぞれのメリット

ウォーターフォール開発手法は、それぞれの担当者が計画通りに作業を行うことで、プロジェクトは進行していきます。そのため、アジャイル開発手法ほど、こまめで綿密なコミュニケーションは必要とされません。
アジャイル開発手法は、プロジェクトの進行途中で当初よりよいものがあれば、そちらに舵を切って進んでいく柔軟さがあります。また、プロジェクトチームが一致団結して、小単位の開発を繰り返すため、早い段階である程度のプロダクトを見ることができ、関係者間で見解の違いがあった際などは、早い段階で気づくことができ、修正にかける工数を減らすことができます。


アジャイル開発の成功事例

アジャイル開発手法の成功事例を紹介します。連邦捜査局(FBI)にて、3万人以上のFBI捜査官・アナリスト・管理職が利用する巨大システムの開発にアジャイル開発手法が用いられ、成功した事例があります。(引用元:公共部門におけるアジャイル導入: FBIとロッテルダム港の事例
このプロジェクトは、採用されたウォーターフォール開発手法で、当初5年間、約500億円を費やしても完遂できない状況でした。
そこで、アジャイル開発のマネジメント経験のあるCIOとCTOを採用し、アジャイル開発手法に切り替えた結果、修正にかける工数を減らすことができ、たったの1年で、費用は約36億円でプロジェクトは完遂することができました。


最後に

この記事では、アジャイル開発手法を採用するメリットを説明してきました。
S-Collection株式会社では、アジャイル開発手法によって、お客さまと密なコミュニケーションを取りながら要望に合わせたシステムを短期で作り上げ、事業を支えていきます。