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RPA開発ツール②~WinActor~

RPA開発ツールの紹介【WinActor】

以前、「UiPath」について紹介しましたので、今回は「WinActor」について紹介します。

1.WinActorの特徴

1.国内シェア率No.1

WinActorはNTTアドバンステクノロジ株式会社が開発したツールであり、国内でRPAツールとしてはNo.1のシェアを誇っています。
利用者が多いため、技術面で困ったときには調べやすいという利点があります。

参考サイト1:https://winactor.com/questions/
参考サイト2:https://qiita.com/

2.画像認識に優れている

画像認識は、WinActorでの開発に欠かせないといっても過言ではないくらい、その機能に優れています。
複数ファイルの操作や、複数画面を遷移する場合、あらかじめ処理対象の画面を登録しておくと、ファイルや画面を認証して処理が可能になります。

また、画像の認識率や範囲も設定できるので、厳密に判定したい場合や、画面やファイルのタイトルだけ大まかに判定したい場合など、場面によって使い分けることができます。
ペイントと画像認識機能を組み合わせて、OCRのような処理も開発できますが、そのことにいて詳しく書くと長くなりますので割愛します。

3.処理が見やすく、小分けにしやすい

見た目がフローチャートのようになっているため、処理の流れが見やすくなっています。
また、何度も呼び出される処理は共通部品として小分けにすることができるので、一連の処理が長くて見づらくなる状態を防ぐことができます。

しかし、タブ表示になっているため、あまり小分けにしすぎると管理が大変になります。
また、タブ移動で時間や手間が掛かってしまうために注意が必要です。

4.用意されている処理をカスタマイズできる

WinActorは、ファイル操作、ブラウザ操作、Excel操作などさまざまなシーンに対応できるように、あらかじめ処理が用意されています。

処理ごとにスクリプトが記載されているため、スクリプト開発の経験がある方や、勉強された方は、スクリプトを編集することで元々ある処理に加えて、自分だけの便利な処理にカスタマイズすることができます。

ただし、WinActorは配列処理に課題があり、利用するには処理を編集する必要があります。
参考サイト:https://qiita.com/silkriver/items/43ef1c627fc5c6814796

以上がWinActorの紹介です。
最初は不慣れな部分もあるかもしれませんが、小規模でも1つ自動化してみると、かなり使えるようになります。