プログラミングをはじめよう②ー開発環境の紹介ー
言語に合った開発環境の種類を知っておこう
前回はプログラミングを行うメリットと言語の種類についてご紹介しました。
今回は開発環境についてご紹介します。
1.開発環境を準備する
プログラミングを行うには開発環境を整えることが必要です。
開発環境とは、開発をするためのさまざまな機能を備えているソフトウェアで、プログラム入力、バグ取りやプログラム公開などを便利にできるようにしてくれます。
各言語によって開発環境が変わりますので、自分が使いやすいものを調べて設定していく必要があります。
以下、いくつか開発環境の例をあげます。
①Eclipse((Java, PHPなど)
IBMによって開発された開発環境です。Plugin(プラグイン)と呼ばれる拡張モジュールを追加することにより、さまざまな機能を追加できることが特徴です。Javaの開発で使用されることが多いですが、PHPやRubyなどの言語による開発も行うことができます。
②Microsoft Visual Studio(C#など)
マイクロソフトが提供する開発ツールです。C#やC++、Visual Basicなどのさまざまな言語で開発をおこなうことができ、プログラミング初心者や新しい言語の学習に最適な環境です。
③PhpStorm(PHP)
このPhpStormはPHPの開発環境で、有償で提供されています。高機能で、PHPのほかに、Web開発に必要なHTMLやCSS、JavaScript、SQLもしっかりサポートしています。30日間のフリートライアルがあるので、気軽に試すことができます。
④Aptana Studio(Ruby)
こちらはRuby開発にお勧めですが、PHPやHTML、CSS、JavaScriptにも対応しており、Web開発でよく使われる言語をカバーしています。無償で公開されていますので、導入しやすいです。
⑤IntelliJ IDEA(Java)
IntelliJ IDEAはJavaの開発環境です。ほかにも、IntelliJ IDEAはAndroidアプリ公式開発環境の「Android Studio」のベースにもなっており、信頼性の高い開発環境です。幅広いJavaプログラミングを行う方にお勧めです。
2.プログラミングの仕様を知る
プログラミングをはじめるにあたって各言語の仕様を知る必要があります。
また、コーディングルール(企業やオープンソースコミュニティやあるいは特定のプロダクトごとに定められた、プログラムのコーディングにあたっての統一的なガイドライン)というものもあり、各言語ごとに標準的なものが決められているため、チェックすることをお勧めします。
しかし、プログラミングを行ううえで大切な要素は、暗記ではなく理解して使えるようになることです。
しっかりと自分が使用する言語のルールを知り、そのルールにしたがってプログラムを記述していく必要があります。
3.最後に
今後、情報化社会がより進んでいくにつれ、プログラミングを用いたシステム開発の需要はますます高まっていくでしょう。
それにともない、新しくシステムをつくる人の需要もさらに高まります。
S-Collection株式会社では、そういった技術者の方々とともに、よりよいシステム構築を支援する技術力を提供していきます。
※2019年4月15日更新