テレワークの基礎知識とそれを実現するさまざまな技術!①
テレワークによってつくられる柔軟な働き方のかたちとは
2019年4月1日から「一億総活躍社会実現」という構想のもと、働き方改革法が施行されました。
働き方改革法は、長時間労働や正社員と非正規社員の格差などの課題がある現状の労働環境を、労働者にとって柔軟で働きやすい労働環境に変えることで、国全体の労働の生産性を向上させることを目的としています。
そして、この柔軟で働きやすい労働環境のひとつとしてテレワークの導入が進められています。
今回はこのテレワークの基本的な考えや、どのように実現しているかについて、紹介します。
テレワークの基本的な概要
テレワーク(telework)とは「tele(離れたところ)」と「work(働く)」を掛け合わせた造語です。
これは、インターネットなどの情報通信技術を活用して時間や場所にとらわれず、ワークライフバランスを意識して働くことを意味します。
テレワーク自体の歴史は古く、1970年代にアメリカでエネルギー危機とマイカーによる大気汚染を緩和するために始まったとされています。当時は「telecommute(テレコミュート)」と呼ばれていました。
日本の企業でも1984年に、育児や介護をしながら仕事する人のために導入されました。
行政機関でも、働き方改革により総務省や厚生労働省を中心にテレワークを推進しています。
このテレワークは従業員側だけでなく企業側にもメリットがあり、双方Win-Winな働き方ともいえます。
それぞれのメリットの一部を以下に示します。
【企業側のメリット】
■ペーパーレス化の促進
■通勤費やオフィスの照明、空調などの経費削減
■優秀な人材の確保
■ブランドイメージの向上
【従業員側のメリット】
■仕事の時間とプライベートの時間を柔軟に選択し、効率よく時間を使える
■通勤時間の短縮、削減につながる
■育児期や介護期の方も働きやすい
3種類のテレワークのかたち
では、現在、企業や行政機関で導入されているテレワークには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、テレワークによって実現した働き方について、3つの例を紹介します。
在宅勤務
自宅で仕事をする働き方です。
会社に出勤せず、自宅のパソコンからインターネットを使ってアクセスし、電話やファックスを使い連絡を取り合って仕事をします。
自宅で仕事ができるため、育児や介護などワークライフバランスを意識して働くことができます。
モバイルワーク
ノートパソコン、スマートフォンやタブレット端末などを使うことで、公共機関やタクシーなどの乗り物での移動中、営業先や喫茶店などで仕事を行う働き方です。
働く場所を会社や自宅に限定することなく、自分で選択することができ、行動の幅が広がり自由度が上がります。
サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)
ノートパソコンやスマートフォンを使って、自分の所属外の事務所や複数の企業が共同で行っているサテライトオフィスで仕事を行う働き方です。
サテライトオフィスが自宅から近い場合、この働き方は通勤時間短縮や通勤費削減に効果的です。
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