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似ているようで異なる?AIとRPAの違い!

人の仕事を代行するAIとRPAの特徴とは!

以前、「AI(人工知能)ってなに? - S-Collection株式会社 システムについて」ではAI(Artificial Intelligence:人工知能)について解説しました。AIは囲碁プログラムや自動車の自動運転技術などに使われていて、柔軟な対応を求められる業務を行えます。
また、「衝撃!RPAによる大幅な業務改善と今後の可能性① - S-Collection株式会社 システムについて」にてRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)について紹介しました。RPAを活用することで、売り上げの予測を立てるといった過去データの分析が必要な業務も自動化することが可能です。
AIもRPAも、どちらも人が行う仕事を自動化してくれるシステムで、その言葉を特に区別せずに使う人もいますが、本来は明確に違うものです。今回はそのAIとRPAの違いについて解説します。

1.主な違いは、考え方のベースがシステムかルールかどうか!

AIとRPAの違いは一言でいうと、考え方のベースが判断かルールかの違いです。
AIは人工知能の名のとおり、人間のような考え方ができるシステムを目指してつくられています。どのように人間に近い考え方を実現しているかというと、膨大な量のデータを集め、人間ならこう判断するということを再現しています。たとえば、チェスであればプロがどう駒を動かしたかというデータを集めて最良の手はなにかを模倣しています。
一方、RPAは仕事のルールにもとづいてパソコンの操作を自動化するシステムです。たとえば、銀行システムであれば入金や出金の手続きが行われたとき、履歴を指定の場所に残したり、必要な帳票を作成するなどルーチンワークを自動化するシステムです。
最初に登場したRPAはClass1と呼ばれていて、ルーチンから外れた仕事は苦手でした。AIを組み合わせることによりClass2と呼ばれるRPAが登場し、ルーチンから外れた仕事も自動化できるようになりました。

2.強いAIの登場で進化するRPA

現在のAIは特化型AIと呼ばれていて、特定の領域に特化しています。2030年ごろには汎用的に使える強いAIが登場するといわれています。強いAIの登場によりRPAはClass3と呼ばれる、データの分析だけではなく、業務プロセスの改善まで行える自律型のRPAがでてきます。

RPAでできる自動化業務はClass2の時点でも数が多く、コスト削減と品質向上に一役買っています。より効率的な事業の展開のために、RPAの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。